この喪失感はなんだろう。BEHIND THE MASK 未来へ立ち上がる人類の眼差しを映したかのようなスケールの大きな楽曲。繰り返し聴いています。
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ジャズレコード 屋のブログ
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前記事からだいぶん時間が経ちました。Topping Dx7 proのオペアンプは依然としてTHS4651 × OPA1656です。オペアンプにエージングがあるかどうかはわかりませんが、明瞭で繊細で優しい音は聴きごこちが良く、この組み合わせからの変更は当分考えようがありません。最近、KIRINJIのバンド編成時代の音源にハマっています。もうバンドは解散してしまって、堀込氏のソロプロジェクトになりましたが、バンド時代の作品はメンバーの技巧や楽曲の凝ったテクスチャーが、音楽的に楽しい。そして、オーディオ的な面でも優れています。KIRINJIは楽器の数が多い。コーラスが男声と女声で3声4声と重ねます。この音数の多さをうまく再生するには、THS4651 × OPA1656のTopping Dx7 pro がばっちりの相性でした。CDのミックスそのものが良いのですが、本機のセッティングはその特性からより良く音楽を魅力的に引き出しています。
TOPPING DX7 Pro のオペアンプを交換し、組み合わせを試し、理想の音質へ近づけました。
LFP × AMP
①MUSES01 × LME49720
②MUSES01 × LME49722
③LME49722 × LME49722
④MUSES01 × LME49990
⑤MUSES01 × OPA1656
⑥THS4651 × LME49990
⑦THS4651 × OPA1656
MUSES01は前記事にも書きましたが、最初に聴いたときは美音が衝撃的でした。相手となるデフォのLME49720は輪郭がはっきりして線が太めで、耳に少し痛い音です。より柔らかい音を求めてLME49722を使いました。バランスは良くなりましたが、さらに繊細な音が欲しくLME49990を投入。発振しやすいとの評判でしたが、DX7 Proでは問題なかったです。これが使えるならば、さらにデータ上は上位のTHS4651がいけるのでは?と思い、交換してみたところバッチリでした。解像度、空気感、柔らかさがMUSES01、LME49990よりも良く、好みの音です。OPA1656が最新でスペックの高さが評判でしたので、最初は期待しましたがドライであっさりした音で最初はつまらなく感じました。しかし、THS4651と組み合わせると音響の下支えを担うように鮮やかさを増すようになりました。OPA1656は良いです。ということで⑦の組み合わせで最良の音が得られました。これ以上ないかといえば、これからさらに新しいオペアンプの登場でさらなる音質アップの可能性を期待したいところです。
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